その201:半給半足(秋のサーカスワゴン)

数ヶ月前には、まだ古い面影が残っていたサーカスワゴン。

内装は真っ白に壁は塗られ、床にはフローリングが貼られていた。「より部屋らしくなった」と正直思った。ただ、窓枠を修繕したり、内装に手を加えたり…、完成までには、もう少し手を加えなければならない。

秋の曇り空の下、この日は、入り口となるドア作りをした。「フリーマーケットで見つけた」というガラスに木の枠をサイズに合わせて切り、合わせ、ペンキを塗って…、ようやくドアが取り付けられたのは、日が沈んだ頃。

まだ春が始まって間もない頃、オランダから運ばれてきたというサーカスワゴン。ユックリながらも、コツコツと着実に完成に向け、仕上げられていく。来年の春には、若い草芽の中に真新しいサーカスワゴンが見えるのかなぁ…。