ひょんなことから、数日間、旦那さんの本業であるヴァイオリン作りを手伝うことに。
なんとも、近日中に一つのヴァイオリンを仕上げないといけないらしい。「ひと昔前に作られた各種楽器を再現し、それらの楽器を用いて演奏会を行う」という企画に向けてである。
旦那さんは、スイスの美術館に展示されているヴァイオリンを再現しようとしている。事前に、スイスまで足を運び、実物を見たり、写真を撮ったりしてきたものを元に作るのである。骨董品である為、触れることは出来なかったらしい。
音色に影響するであろう形や弦が重要なのかと思ったら、今回のヴァイオリンは、木に彫られた絵柄も重要その一つ、とのこと。当時の作られた時代や場所を象徴する独特の絵柄らしい。
そんな絵柄をつける作業を手伝うことに。トレーシングペーパーや鉛筆で書くだけではなく、実際に彫刻刀で木を彫る作業まで…。「私がやって良いのだろうか…」と思いながらも慎重に、慎重に…。
冗談なのか本気なのか分からないが、「やっぱり日本人は手先が器用だなー」と旦那さんは言っていたが…。
ちなみに使った彫刻刀は日本製。
「やっぱり日本(というよりも日本人と言った方が妥当なのかもしれない)は、海外に誇るものをを持っているんだなぁ。」と改めて実感。