296:満月の朝(Full Moon Morning)

早朝。
と言っても、7時過ぎ。
と言っても、こっちでは朝日が昇る前。

犬と散歩中。
フト西の空を見上げた。
まんまるな月がキラキラ輝いていた。

「朝なのに…」なんだか不思議な気分。
「幻想的だなぁ」と雰囲気に酔いしれたくなった。
「また眠くなってきちゃった」とも正直思ってしまった。

だんだんと朝日が昇り、
朝焼け色が増してくると、
うすらうすら月は姿を消していってしまった。

月に気をとられていたが、
後ろを振り返ってみると
辺りは明るく一日がはじまっていた。

The full moon in the morning…
It makes me feel a bit strange; is it morning?
It leaves me wonders; is it magic?
It brings me back to sleep; can I?
After all, I looked my back, and there the day was already started; good morning!