その223:環境先進国ドイツ(ゴミの分別)

環境先進国と呼ばれるドイツ。

ゴミについても、リサイクルやリユーズを他国よりもいち早く取り組み始めた国の1つなのではないだろうか。

そんなドイツのゴミの分別について。

と言っても、都市、地域によって多少異なると思うが、Aachenのゴミの分別について。

分別の種類、処理方法は以下の通り…
1) プラスチック・アルミ・鉄類→リサイクル
2) ガラス類→リサイクル/リユーズ
3) 紙類→リサイクル
4) 生ゴミ→リサイクル(飼料/堆肥)
5) 粗大ゴミ→リサイクル/リユーズ/焼却・埋め立て処理
6) その他→焼却・埋め立て処理
…といったところである。

プラスチック、アルミ、鉄類は、全て1つの袋に入れる。袋は都市指定であり、市役所などで無料で配布されている。

ガラス類は、色分けして出す。灰色の大きな回収箱が街の通りに置かれており、各自、出しに来る。

また、ペットボトルや瓶によってはデポジット制となっているものもある。購入時に本体価格より50セント程多く払い、空になって返却すると多く払った分が返却される。返却は、スーパーの中にある自動清算機やレジで清算する。

最も「進んでいるなぁ」と感じるのは「生ゴミ」という分類。庭作業などで出てきた枝木だけではなく、食べ残しなどは、豚などの飼料や堆肥などにリサイクルされるのである。

今日、日本でも都市によっては、各家庭で生ゴミを処理できる「家庭用堆肥作り機」などを推進する動きがみられる。また、工場や飲食店から出る生ゴミはリサイクルされるの場合が多い。ただ、行政(ゴミ業者)が家庭から出る生ゴミを他のゴミと同じように「生ゴミ」という分類で回収、処理される場合は、まだ多く見られる動きではないのではないだろうか。