ここでの暖房は薪を燃料としている。
そんな薪は敷地内を開拓する際に切った木々を割って円形に積まれて保管されている。
円形の薪積みは北欧式。内側より外側部分を高めに積み、中心部には小さな枝や変わった形の薪を入れていく。
今回は円形に積みながら、最終的には三角屋根の家の様な形にして、木の皮を屋根に見立てたいという旦那さん。
…単純な作業に聞こえるが、実際は容易ではない。現に一度、頭の高さまで積まれていた薪がバランスを崩し崩壊した。また、三角屋根の形にするには、他の手法が考えなければならなかった。
一つ一つを確実に斜めに積み、重みの位置を意識しながら積んでいくことがポイントであり、焦らず根気強く積む必要がある。
畑作り同様、生きる上で何か大切なことがここでの一つ一つの作業には感じられる。