小屋から牧場に一歩も足を踏み出さない牛。他の牛を過剰に恐れる牛。興奮して逃げようとすると檻や壁に頭をぶつける牛。
「なにやら様子がおかしい」…と感じていると「盲目な牛である」とのこと。
酪農家いわく、生後2年位してから気が付いたのですが、小屋に居座ったり、他の牛を恐れたり、たまに頭をぶつけたり…といったこと以外は、出産や乳の生産量に問題は無い為、飼育を続けているとのこと。
それにしても、天気の良い日、全ての牛が牧場の草原に出掛け、ガラ~ンとした小屋にポツンと1頭の牛を見かけると正直少し寂しい気持ちになります。