ここ数週間、オレゴン州の北東に位置する海岸沿いにある友人が働くScience Outdoor Schoolを訪問している。
毎週、異なる小学校から100人程の6年生が3泊4日の野外学習にやってくる。そして、浜辺や林、湖、森の中で自然の営みについて学ぶ。主な学習は、「水」、「植物」、「生き物」、「地質」の4分野であり、レクチャーの前後にキャンプファイヤーやゲームといったレクリエーションも行われる。
小学生の他に、毎週20人程の高校生もボランティアリーダーとして参加する。高校生らは、小学生らが到着する前日にプログラムの概要、レクチャーをする内容などについてオリエンテーションを受ける。レクチャーでは、小学生は6~8人に分けた各グループに1~2人の高校生がリーダーとしてつき、グループをまとめたり、レクチャーをすすめたりする。また、レクリエーションではその場を盛り上げたり、小学生と同じキャビンで寝泊りしたりして、小学生の面倒をみなくてはならない。
きっとこのプログラムで最も大変なのは高校生らであろう。しかし、大半の高校生が積極的に、そして楽しんで任務をこなしている様である。中には、同プログラムに4年前に小学生として参加して、リーダーとして戻ってきたという高校生も少なくは無い。
小学生だけではなく、高校生もまじえた大々的なプログラム。そんなScience Outdoor Schoolの様子をもう少しお伝えします…。