古着屋や古本屋は、日本でもよく見かける。
ただ、古建材屋は、どうだろう?
家のドアや窓枠、扉や引き出しの取っ手、シャワーヘッド、蛇口、釘…。
きっと家をリフォームしたり、取り壊したりする際に排出されるであろう建材。
その中には、昔の職人が丹精込めて作ったであろう逸品モノ、まだまだ使えるであろう良質なモノがある。
それらを販売している古建材屋さんがポートランドの街の一角にある。
店の外装は古い工具に新たに色を付けた物をおしゃれに飾っている。内装は倉庫そのもの。高い天井にコンクリートの床。商品はダ~っと一列に並べられているだけである。
今日の日本では「リサイクル」や「使い捨て」という言葉は良く耳にする。しかし「リユース」はどうだろうか?1つの物を丁寧に扱ったり、汚れを落としたりして長く利用すること。また、一工夫加えて新たなモノを作ったりすること。
エネルギー不足を含め、資源の枯渇が懸念される今日の地球。「一手間」を加える発想、心意気を人々が持つか持たないかで、この地球の未来は大きく変わってくるのではないだろうか…。