10時間弱のフライト。
眠るにも、日本で会えなかった人々、やり残してきた事柄(仕事の引継ぎ、家の片付けなど)、さらには、これからのこと…、気掛りなことが頭に詰まっていて、眠りに入ろうとしても入れなかった。
そんな心境の私を乗せて飛行機はグングン進んだ。そして着いた地…、LA!!!
着いてからは、まずは放射線防止の衣装を着替えなければなかった。ということで、到着後、トイレへ直行!衣類や頭部を適当にはたいて…、雨具、防止、衣類を脱いで袋に入れてゴミ箱へ…、そして、リュックの奥底に眠らせていた衣類に着替え終了!!!
↑トイレのゴミ箱…。m(__)m
「ふ~」マスクなしの呼吸が、こんなに気持ち良いものかと…。
それから入国審査。そして税関。普段なら1時間弱で終えていたのに、なぜかその日は2時間を要してしまった。
まず、入国審査の列が長く、1時間以上かかった。ただ自分の順番がきたら、フレンドリーな審査官で2、3分程で終わった。
次の税関。ここがネックだった。初めに並んだ税関の列は行列で30分程を要し、いざ自分の順番がきたら審査官にひっかかってしまった。たぶん「3ヶ月間の滞在。手持ちの所持金は約300ドル。」というところが疑われてしまったらしい…。
そして、改めて税関の列に並ぶように言われ、待つこと20分。やっと自分の順番がきた。次はフレンドリーな審査官だったので、これまた2、3分で終わった。
しかし、すべてを終えたときには、予約済みの電車の発車時刻まで50分をきっていた。そこから1時間かけてバスと電車を乗り継いで電車の駅まで行く予定をあきらめ、タクシーへ。空港から、LAの街をいっきに走り抜け、街の郊外にある電車の駅へ…。駅に着いたのは発車時刻5分前。急いで切符売場で予約済み切符を手に入れ、ホームまで走った。何とか間に合い、席に着いた…。
「ふ~」米国で電車(Amtrak)に乗るのは久し振りで、快適だった。
西海岸をLAから北上していたので、東側には山、西側には海という眺望。ただし、この日はあいにくのどよ~んとした曇り空。
3時間かけて電車が終着駅に着き、そこからバスに乗ること6時間。知人が待つ、San Joseに着いたのは、夜9時過ぎ。外は、強い風と雨で大荒れていた。真っ暗なバス停でしばらく待ってみたが、一向に知人は現れず、仕方なく電話を掛けることに…、その時、「Ritsuko?」と一声。
知人、Kendraであった。
実に20年弱ぶりの再会!!!
…と盛り上がりたいところだが、その晩は、シャワーを浴びて、すぐに床に就いた。