その071:ロス(高校の友人)

ロスから飛行機が経つ為、ポートランドからロスへ移動し、友人らを訪問することに…。

絵画やフィルムに関心を持つ高校の友人である。

高校卒業後、東海岸にある芸術大学へ入学したが、気に入らずに1年で西海岸にある大学(Cal Arts)へ編入した。この5月で卒業し、今は求職中とのこと。ひとまず、Summer Jobとして芸術系のサマーキャンプで働くことは決まっている。

芸術系の仕事を探しているため、すでに人の繋がりがロスをベースとしている為、今後もロス周辺に居住することを考えている。

一軒家の平屋に7人で共同生活をしている。かろうじて7つの個室は確保されており、リビング、シャワー、トイレ、台所を共有している。ちなみに友人の部屋の一部はリビングと布一枚で繋がっている。よくボーイフレンドも泊まりに来るとのことだったが、どこまでプライバシーが守られているかは不明である…。

以前の友人を含め、米国では、大学時代や卒業後を友人とルームシェアをするのが一般的である。日本の様な一人暮らし用のアパートは都市の中心部などでは見られるのかもしれないが、あまり主流ではなく、家賃も割高になる為、多くがアパートの一室や一軒家を数名で借りる。個室で自らの空間を保ちつつも、キッチンやリビングを共有し、一日の中で他人と触れ合う機会がある。その中で、「夜が騒がしい」だの「トイレが汚い」だのイザコザも時には起こる。

はてさて、日本の様に一人小さな箱の中での生活か、米国の様に幾人での大きな箱の中での生活か…。後者の方がより人間的に健康な気がする…。