308:春!畑づくり (Spring! Gardening time)

春の畑づくり。まずは畑を覆う緑の雑草抜きから…。
っと、そんな雑草にも「ありがとう」と声を掛けながら抜きたいもの。
春になって不要になった今だから「やっかい者」呼ばれされてしまうのかもしれないけれども、冬の間は土を適当な温度に保ってくれた「英雄」だったのだから。 感謝。感謝。

きっとこれも自然界の法則なのかな。「何物/者にも”適齢期”があって。何物/者も何らかの形で他に奉仕することができて。でも、いつかは去り、その場所/命を新たな命に譲らなきゃならない時が来る。」という法則。

私にとっての”適齢期”、そして”譲る時“はいつなんだろう…。 河井さんの「ゆずりは」という詩を思い出す。

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 ゆずりは  河井酔茗

こどもたちよ、 これはゆずりはの木です。
このゆずりはは 新しい葉ができると 入れ代わって古い葉が落ちてしまうのです。
こんなに厚い葉 こんなに大きい葉でも 新しい葉ができると無造作に落ちる、 新しい葉にいのちを譲って。
こどもたちよ、 おまえたちは何をほしがらないでも すべてのものがおまえたちに譲られるのです。 太陽のまわるかぎり 譲られるものは絶えません。
輝ける大都会も そっくりおまえたちが譲り受けるものです、 読みきれないほどの書物も。
みんなおまえたちの手に受け取るのです、 幸福なるこどもたちよ、 おまえたちの手はまだ小さいけれど。
世のおとうさんおかあさんたちは 何一つ持っていかない。
みんなおまえたちに譲っていくために、 いのちあるものよいもの美しいものを 一生懸命に造っています。
今おまえたちは気がつかないけれど ひとりでにいのちは伸びる。
鳥のように歌い花のように笑っている間に 気がついてきます。
そしたらこどもたちよ、 もう一度ゆずりはの木の下に立って ゆずりはを見る時がくるでしょう。

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After the snow was melted on the garden, we could see weeds covered the ground. They are actually the ones that kept the ground warmer than it would be without them. Thanking them for such a work, we got to pull them out to plant new vegetables in the spring.

Maybe it is how this world of the natures works; all have the right time and can serve for others, but afterwards, there are points when they got to leave and give away the place/life for new lives.

I wonder when would be the time for me to pass my life for the next generations…

There is a right poem for this called “Yuzuriha” written by Suimei Kawai.